取扱いタオル一覧　（タオルへのこだわり）

泉州タオル、後晒（あとさらし）製法について

もともとのタオルの生地の色というとみなさんはどんな色を想像されるでしょうか？
「白」とイメージされる方が多いと思います。
実はタオルの生地に使われる綿糸は原料のままでは少し黄味がかった「生成り」色をしています。
タオルは織機で織っていくのですが、タオルの原材料である綿糸は非常に弱く、そのままではすぐに切れてしまい織ることができません。
そこで切れにくいように「のり」で強度を高めてから加工します。
織り上がった後にこの「のり」や油分、不純物をしっかり落とした後、奇麗に白く晒すことを「あとさらし」と言います。
一般的な泉州タオルは伝統に基づいてこの後晒し製法で作られています。

もうひとつの方法としては綿糸の段階で糸を白く染める加工をしてしまう、これを「さきさらし」という方法もあります。
市場に一般的に多く出回るタオルがこの製法です。
綿糸は白く染めたとしても強度は変わりませんので、やはり織機にかけるためには「のり」をしっかりつける必要があります。

なぜか水をはじくタオル、水を吸わないタオルに出会ったことはないでしょうか。
タオルや肌ざわり、吸水性はタオルに残った「のり」に大きく左右され、ここにタオルの肌ざわり、吸水性に違いがでる大きな理由があります。
「さきさらし」は完成段階できちんとのりが落とされていない可能性が残りますが、
「あとさらし」は完成段階で必ず油分や不純物が繊維の一本一本から取り除かれているため、安心してお使いいただけるタオルだと言えるのです。

見た目は奇麗なタオルでも肌ざわりや吸水性に違いがあります。
粗悪な糸はのりを大量につける必要がありますし、何度か洗濯すれば水を吸うタオルにはなりますが、当然生地は傷み、色落ちも進みます。
耐久性に優れ、肌ざわり良く、吸水性も高い。素材、技術、伝統に裏打ちされた泉州タオルを是非お求めください。

毎日使うものだからこそ、安全で上質なものを使っていただきたい。
素材を厳選し、熟練の職人の手によって作られたタオルは肌ざわりはもちろん、吸水性・速乾性に優れ、その使い心地で数多くのお客様にリピート頂いています。
射手矢商事は毎日使うタオルにこだわり続け、お客様のお好みに合った肌ざわり、柔らかさ、使い勝手の良いサイズをご提案いたします。
法人のお客様はもとより個人のお客様にもプロの品質をお求めいただけます。
まずは下記、お問い合わせからご連絡ください。

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※ 匁（もんめ）とは
タオルの「重さ」の単位です。１匁＝3.75グラム、５円玉と同じ重さでタオルは同じサイズでも密度により重さが違うため匁で重さもわかるように表示されています。